「蚕繭糸織-サンケンシショク-」というイベントのパフォーマンスで、ゴシックハープを担当しました。
九州大学の藤枝守先生の「現代舞楽「織・曼荼羅〜博多織の機音による」という曲。
博多織の織機の音と、笙と音を重ねていきます。こんな経験、初めてです。蚕が作った繭から絹糸を引いて、その糸を織る、ということを表した空間。
織機の「ガタン、ゴトンゴトン」という音が、私には生き物の鼓動のようにも聴こえ、その音に笙が光をさしていました。
演奏は2階で、同時に1階では博多織に使う絹糸を、繭から引くパフォーマンスが行われました。
これが引いたばかりの絹糸。蚕さん、ありがとう。
終わってから、みなさんでパチリ。
会場の、「博多町家」ふるさと館・町家棟。お雛様と。
初めて行きましたが、いいところです。外国からの観光客の方も多いです。
博多駅、祇園駅からも歩いて行けるので、小春日和にちょっとブラブラお散歩。
近くに、櫛田神社もあります。休憩には、お蕎麦屋さんもあったようです。
笙の財津靖子さんと、渡辺融さん。
笙の音って、天に昇っていく龍みたいです。また、笙と笙が合わさると神聖すぎて、天に召されそうになります。ほんとです、聴いてみて~
香椎宮の雅楽保存会や、九州大学の芸工アヴァンギャルド・コンソートという団体で演奏されています。
パフォーマンスが終わってからも、糸引きは続いていました。
町家の前でまぶしい顔。
町家の中の博多織の織機です。織匠さんと、模様の地図。
ふるさと館では、博多織のパフォーマンスが行われています。
繭と絹糸のインスタレーション。(✳︎下に説明)
上の繭から糸が降りています。
中庭。
人力車。
ハープの影。オオカミか、ゴジラのようです。あと、くじら。
楽しそうに糸を引く若人。いいなぁ☆
たくさんの方にお世話になりました。
ありがとうございました♪
九州大学アートラボ
http://www.sal.design.kyushu-u.ac.jp/sankenshishoku.html
藤枝守先生の世界。(youtube↓)
https://youtu.be/UTwU1SX88tE
歌は、松石恭子さん(^_^)
恭子さん、すばらしいご縁をいただき、ありがとうございます♪
✳︎インスタレーション とは、1970年代以降一般化した、絵画・彫刻・映像・写真などと並ぶ現代美術における表現手法・ジャンルの一つ。 ある特定の室内や屋外などにオブジェや装置を置いて、作家の意向に沿って空間を構成し変化・異化させ、場所や空間全体を作品として体験させる芸術。
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